STEP1 - 髪のトラブルを「知る」

脱毛

ヘアサイクルが乱れると、髪の毛が抜けた後、新しい毛が生えてこない状態になることも・・・。このような抜け毛は「脱毛症」と呼ばれ、一般の抜け毛と区別されます。その原因は多岐にわたるため、全てをここで紹介するのは、もはや不可能です。しかし、生活の中には「え?こんなものまで??」という意外な原因が多く潜んでいます。脱毛の原因を自ら作り出すことのないよう、十分に注意していきましょう。

脱毛症は2種類ある!

脱毛症は大きく2種類に分類され、その1つが「成長期脱毛」です。これは髪が成長途中であるにも関わらず抜け落ちてしまうもので、代表的なものとして円形脱毛症があげられます。これに対して、成長期の髪が休止期に移行して抜けるものが「休止期脱毛」で、代表的なものが男性型脱毛症(AGA)です。

休止期脱毛

男性型脱毛症【AGA】

男性に多くみられ、思春期以降に額の生え際や頭頂部の毛髪のどちらか一方、あるいは双方から薄くなり、進行します。また、ヘアサイクルが乱れることで成長期が短くなり、髪が細く短くなるのが特徴です。

ひこう性脱毛症

乾燥した大量のフケが毛穴をふさぎ、毛髪の成長を妨げたり、頭皮が炎症を起こして抜け毛を促したりします。抜けた髪の毛の毛根部分はひょろりとしていて、まるでオタマジャクシの尻尾のようです。

脂漏性脱毛症

皮脂の過剰分泌による脂漏性疾患が原因となって、抜け毛を引き起こすタイプです。地肌についた皮脂が毛穴をふさぎ、炎症を起こしたり、毛穴から細菌が侵入して毛母細胞にダメージを与えることで抜け毛が起こったりします。

老人性脱毛症

老化によって細胞の活動が低下し、髪が抜け落ちます。頭皮が乾燥して、皮膚から血管が透けてみえるのが特徴です。老化現象の1つではありますが、日々の生活習慣やヘアケアに気をつけることで、健康な髪をより長く保つことができます。

分娩後脱毛症

妊娠後期はヘアサイクルの成長期が長くなることで抜け毛が減りますが、産後は成長期が延長されるため、大量に脱毛します。ただし、この状態は産後半年ぐらいで正常な状態に戻るでしょう。

ダイエットによる脱毛症

毛はケラチンとたんぱく質からできていて、毛を作るためには十分な栄養が必要です。ダイエットをすることで食事にたんぱく質が不足すると、瀰漫(びまん)性脱毛が起きたり、髪にツヤがなくなって細い毛になったりします。

成長期脱毛

円形脱毛症

短期間の間に髪が円形や不整形に抜け落ちるタイプで、年齢・性別を問わず、誰にでも起こりうる病気です。以前まではストレスが原因とされていましたが、最近になって「自己免疫機能」との関連が指摘されています。

薬剤性脱毛症

抗がん剤などの投与によって、抜け毛が生じます。抗がん剤はがん細胞の分裂を抑えることで細胞分裂の活発な毛母細胞をも破壊させ、毛根が萎縮した状態となり、成長期の髪が抜け落ちてしまうのです。

トリコチロマニー

抜け毛症とも呼ばれ、精神的なストレスや苦痛などを紛らわすために、無意識のまま自ら健康な髪を抜いてしまいます。原因はストレスによるものとされ、女性や子供に多くみられる症状です。治療には、心理的なケアが欠かせません。

主な原因

抜け毛が増える原因はさまざまですが、有力な説として「男性ホルモン」「遺伝」「ストレス」「生活習慣」などがあります。

男性ホルモン

男性ホルモン(テストステロン)はヒゲや胸毛など体毛の成長を促しますが、髪にとっては真逆です。毛母細胞でDHT(ジヒドロテストステロン)に変わり、毛根細胞を萎縮させるため、髪の成長は止まり、早く抜け落ちてしまいます。

遺伝

薄毛が遺伝する・・・のではなく、あくまで「薄毛になりやすい体質(脂性や汗かき体質など)」が遺伝するということです。ただし、これらの体質はケア次第で改善され、薄毛を防ぐことができます。

ストレス

あらゆる病気に悪影響とされるストレスですが、脱毛にとっても例外ではありません。ストレスが自律神経やホルモンのバランスを乱すと血流が悪化し、毛根に栄養分が行渡らなくなり、やがては毛髪の成長を妨げます。

生活習慣

髪の健康を保つには「栄養」が欠かせません。バランスの偏った食事や乱れた生活が続くと頭皮の栄養状態が悪くなり、髪は成長し難くなります。また、タバコのニコチンは血流を悪化させるため、抜け毛には大敵です。


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